大腸がん 手術
手術療法は、大腸がんの基本となる治療法です。がんの部位、進行度、大きさなどで手術方法が違います。
結腸がんの手術
大腸がんの治療は、手術療法が基本です。早期がんの場合でも手術が必要になる場合があります。結腸がんの場合、切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
直腸がんの手術
直腸がんでは、大きな手術になることが多く、泌尿生殖機能に影響を与えることがあります。可能な範囲で泌尿生殖機能を温存しますが、状態によっては温存できないこともあり、人工肛門が必要になる場合があります。
大腸がん手術後
がんが進行していた場合は、手術後の傷や、人工肛門を設置した部分が治るまでに、2週間ほどかかる場合があります。しんぼう強く治療をおこなうことが必要です。
大腸がん 早わかり(5)
大腸がん ステージ
大腸がんと診断されたら、どの程度進んだ状態かを判断しなければなりません。
がんの拡がりの程度によって治療法が決まります。拡がりの程度を示すのに、日本ではステージ分類が使われます。
[ステージ分類]
ステージ 0 がんが粘膜にとどまるもの
ステージ 1 がんが大腸壁のとどまるもの
ステージ 2 大腸壁を越えているが、隣接臓器に及んでいないもの
ステージ 3 がんが隣接臓器に浸潤(拡がること)しているか、リンパ節転移あり
ステージ 4 肝、肺、腹膜など遠隔臓器へ転移があるもの
大腸がん 内視鏡検査
早期のがんの場合、手術をしないで内視鏡で治療をすることがあります。隆起して茎のあるポリープはスネアというワイヤーをポリープの茎にかけて電気で焼き切ります。茎のない平坦なポリープの場合周辺の粘膜を浮き上がらせて広範囲を電気で焼き切ります。入院期間は数日間と短く、負担のかなり少ない治療です。
大腸がん 自覚症状
大腸がんの自覚症状は、潜血からくる疲労や脱力があるくらいです。腫瘍が結腸の左側にあると、早期に腸が閉塞する可能性があります。それは下行結腸は細く、腸内の便がすでに半固形状態になっているため、そこでがんが発育すると便が詰まってしまうからです。
進行性 大腸がん
がんが進行すると結腸壁や直腸壁に浸潤します。周囲のリンパ節にも浸潤します。腸壁、特に直腸壁からの血液は肝臓へ流れるため、肝臓へ広がりやすく(転移)、その後すぐにリンパ節にも転移します。