肺がん 症状
肺がんの初期症状は、がんのできる部位によって、多少異なります。
肺門がん
肺門がんは、主気管支とそこから枝分かれした、左右の肺葉気管支までの部分にできるがんです。肺門がんの場合、早期から頑固なせきがでるのが特徴です。からせきのこともあれば、痰の伴うこともあります。せき止めで一時的に軽くなることはあっても、完全に止まることはありません。中止すると再びひどくなります。痰は、粘液性か粘液膿性で粘りがあって、血がまじったり、熱、せき、痰など肺炎のような症状を示すこともあります。肺門がんは、X線では見つけにくく、気管支鏡検査や痰の細胞の精密検査で発見されることも多いものです。特に40才以上で、たびたび気管支炎症状をおこすひとは、精密検査をうけてください。
肺野がん
肺野がんは、末梢の気管支から肺胞に至るまでの部分にできるがんです。肺野がんは、早期には全く症状がないことが多い。肺門リンパ節に転移してから、はげしいせきや、血痰がでるようになります。声がかすれることもあります。肺野がんは、ある程度大きくなればX線写真でみつけやすいがんです。検査さえ受ければ、比較的発見の容易ながんです。一般に、早期肺がんの診断は普通のX線検査だけでは困難です。疑わしい場合は、CT、X線検査や、喀痰(かくたん)細胞の病理検査を受けるようにします。
肺がん 早わかり(2)
肺がん 初期症状
肺がんの初期症状は、でにくい疾患ですが、肺がんの症状に、1週間しても改善しない悪くなる咳があります。これは肺がんが気管支や肺を刺激してでる症状です。また、肺がんが気管支に傷をつければ血痰けったんをおこしやすくなります。肺がんが気管支を閉塞すると、ゼイゼイした息やその先に肺炎、気管支炎を起こしやすくなります。
肺がん 生存率
小細胞がんで、診断時に胸腔内にがんがとどまっていた場合(限局型:LD)で20~30%(5年生存率)、胸郭外に転移があった場合(広範型:ED)で10~20%(2年生存率)です。
肺がん 検診
肺がん 検査
症状や検診で肺がんの疑いがもたれると、いろいろな検査がおこなわれます。肺がんであるかどうか、肺がんであるとするとどのくらい進行しているか、治療に耐えるだけの体力があるかについての検査が行われます。これらは別々に行われるわけではなく実際にはくみあわせて行われます。
肺がん イレッサ
近年、遺伝子工学の発展にともない、がん細胞の増殖、転移を標的とした薬剤イレッサが使用可能になっています。イレッサは一部の患者さんでは有効ですが、現時点では強くすすめる根拠は弱く、また重い副作用として間質性肺炎の発症が報告されています。
肺がん 転移
肺がんは、転移しやすく、進行が早ため注意が必要です。とくに、ヘビースモーカーの高齢男性には、要注意の病気です。
転移性 肺がん
小細胞がんは、早期から全身に転移しやすいがんです。進行が早い反面、化学療法や放射線治療がよく効くので、抗がん薬の全身投与が第一選択になります。
肺がん 脳転移
肺がん脳転移に対しては、通常は全脳照射をおこなわれますが、大きさが3cm以下,数が3個以下であれば、さまざまな方向から放射線を集中させる治療(SMART)もおこなってっています。